2025年(令和7年)の節分 は、2月3日ではなく「2月2日(日)」
恵方は「西南西やや西(時計回りに255度)」 です。
恵方とは?
恵方とは「歳徳神(としとくじん)」(別名で年神様や正月様)という神様のいる方角で、
その年の縁起の良い方角とされています。
2025年の恵方は?
2025年の恵方は「西南西やや西」です。
恵方は毎年変わり、その年の十干(じっかん)によって決められますが、方角は、東北東・西南西・南南東・北北西の4方向しかありません。十干で甲・己の年は東北東、乙・庚の年は西南西、丙・辛・戊・癸の年は南南東、丁・壬の年は北北西の方角となっています。
十干は、十二支と違ってあまり馴染みがなく、その年の十干と関連づけて恵方を確認するのは難しいと思いますが、恵方は、西暦の1の位で知ることもできます。
以下の表は、西暦の1の位と恵方の相関表になります。
西暦の1の位が「0と5」の時 | 恵方は「西南西」 |
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西暦の1の位が「1と3と6と8」の時 | 恵方は「南南東」 |
西暦の1の位が「2と7」の時 | 恵方は「北北西」 |
西暦の1の位が「4と9」の時 | 恵方は「東北東」 |
恵方(方位)調べるサイト
方角を調べるには、方位磁石を使用したり、iPhoneのアプリ「コンパス」で調べられますが、webサイトでは、住所などから恵方を確認できる以下のようなサイトがあります。
【みんなの知識 ちょっと便利帳】今年の惠方を地図で見る
恵方巻きとは?
恵方巻きとは、節分に恵方を向いて無言で食べると縁起が良いとされている、巻き寿司のことです。節分には、福を巻き込む恵方巻きを、福が逃げないように無言で食べるという習慣が、ここ数年で定着しています。数年前までは主に近畿地区で行われていた、恵方巻きの習慣が全国区になったのは、スーパーやコンビニでの販促活動が盛んになりメディアでも取り上げられて、現在のように普及していきました。セブン-イレブンが「恵方巻き」の商品名で販売し、1998年以降には全国に展開したことによって広まったようです。
節分の日は、豆まきをしたり、恵方巻や節分いわし、節分そばを食べる習慣があります。恵方巻きを食べることは、節分にする行事として、豆まきに匹敵する行事となっています。
恵方巻きの由来
由来について、定説はありませんが、大正時代から戦後、関西(大阪)で節分に芸遊びをしながら商売繁盛をお祈りをする際に「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれていた寿司を食べていたのが起源のようです。
恵方巻きは、いつ食べるの?
立春、立夏、立秋、立冬と言われる、季節の変わり目の前日「節分」に食べます。
昔は春の始まりになる立春が、一年の始まりとされていましたので(旧暦の正月の節)、立春の前日を節分の日として、恵方巻きや豆まきなどの行事を行なうのが有名です。
「季節」の「節目」から節分といいます。長らくの間「節分」と言えば、冬と春の節目である立春の前日を指していましたが、近年では昔の暦に習って、立夏、立秋、立冬の各前日の「節分」にも注目が集まっています。(暦によって異なる場合があります。)
5月に春の恵方巻き、8月に夏の恵方巻き、11月に秋の恵方巻きとして、2月の冬の節分以外の季節にも、恵方巻きを販売しているお店も増えています。
節分は2月3日だけではない!?
2021年(令和3年)の 節分は、124年ぶりに、2月2日でした。
2022年~2024年は2月3日ですが、2025年、2029年、2033年は、2月2日になります。
立春は二十四節気(太陽と地球の位置関係から一年を二十四に分けたもの)で、年により変わりますので、恵方巻きを食べる節分の日も変わります。
※国立天文台「暦要項」の発表により、日付が変わる可能性もあります。
西暦 | 節分の日 | 恵方 |
---|---|---|
2025年 | 2月2日 | 西南西 |
2026年 | 2月3日 | 南南東 |
2027年 | 2月3日 | 北北西 |
2028年 | 2月3日 | 南南東 |
2029年 | 2月2日 | 東北東 |
2030年 | 2月3日 | 西南西 |
2031年 | 2月3日 | 南南東 |
2032年 | 2月3日 | 北北西 |
2033年 | 2月2日 | 南南東 |
2034年 | 2月3日 | 東北東 |
2035年 | 2月3日 | 西南西 |
恵方巻きの食べ方のルール(作法)は?
- 1.恵方を向いて食べる
- その年の歳神様のいる縁起の良い方角「恵方」を向いて食べます。
- 2.無言で食べる
- 運が逃げないように黙って、願い事を思いながら最後まで黙々と食べる。
- 3.一気に食べる
- 福を巻き込む巻き寿司を、切らずに一本丸ごと食べることで、縁が切れない、運を逃がさないという意味を持つようです。
恵方巻きの具材(レシピ)は?
恵方巻きの具材は、七福神にちなんで「7種類」として縁起を担ぐと言われていて、定番の具材としては、「鰻・(穴子)」「たまご焼き」「きゅうり」「かんぴょう」「椎茸」「でんぶ」「高野豆腐・(伊達巻)」などになりますが、最近では特定の具材ではなく、海鮮巻きや、キムチなど韓国風の具材や、チーズを使った洋風の太巻きまで、様々なレシピの恵方巻きが売られています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。