成人年齢が、2022年4月1日から18歳に引き下げられました。
以降の成人の日や成人式はどうなるのでしょうか?簡単にまとめました。
成人の日はいつ?
成人の日は、毎年「1月の第2月曜日」
2025年(令和7年)は、1月13日(月・祝日)です。
成人の日は、以前まで、1月15日でしたが、ハッピーマンデー制度により2000年(平成12年)から、現在の「1月の第2月曜日」に変更されました。
2025年(令和7年) | 1月13日(月・祝日) |
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2026年(令和8年) | 1月12日(月・祝日) |
2027年(令和9年) | 1月11日(月・祝日) |
2028年(令和10年) | 1月10日(月・祝日) |
成人式はいつ?
多くの自治体が1月の成人の日に成人式を行っていますが、成人式の実施日については法律での決まりはなく、各自治体の判断で実施しています。
成年年齢が18歳に引き下げ
成人年齢が、2022年4月1日から引き下げられました。
世界の多くの国では、成人年齢が18歳となっています。日本でも選挙権が18歳から与えられ、成人年齢も世界基準に合わせて18歳となり、18歳になれば親の承諾がなくても結婚届けを提出できるようになります。
2025年に成人式対象年齢の方は、平成16年(2004年)4月2日~ 平成17年(2005年)4月1日生まれの方になります。
引用:法務省HP:Q1 どうして民法の成年年齢を18歳に引き下げるのですか?
「成年年齢を18歳に引き下げることは,18歳,19歳の若者の自己決定権を尊重するものであり,その積極的な社会参加を促すことになると考えられます。」
18歳以上の方は成人式に出席する?
多くの自治体では、20歳になる年に成人式が開催されます。
18歳の方が対象に成人式が行われるとなると、18歳から20歳の3学年同時に成人式を行うことになってしまいスケジュール調整や警備の面で不安があることや、毎年「1月の第2月曜日」は大学入学共通テストの直前ということや、就活シーズンと重なってしまうというデメリットが大きいので、8割を超す40市区が、これまでのように20歳になる年に成人式が開催される予定です。
式典の名称も成人の日「はたちのつどい」としている自治体が多いことからも、当該年度に20歳になる方を対象として開催する予定になっています。
「はたちのつどい お住まいの市区」で検索して式典の日程を確認されてください。
引用:日本経済新聞 – 成人式「20歳」維持8割 47市区調査、18歳引き下げ後も
都道府県庁所在地の47市区(東京は新宿区)のうち、8割を超す40市区が成人式の対象年齢を現状の「20歳」に維持する方針を決めたことが4日までに、共同通信の集計で分かった。残る7市はいずれも検討中で、「18歳」に既に決めたところはない。
20歳のまま変わらないことは
飲酒、喫煙、競馬などのギャンブルは、今までのように20歳からと変更がありません。
飲酒の制限年齢を「未成年から」と表記している場合は、「20歳未満から」と表記する必要があります。少年法の適用年齢も20歳未満のままです。
成人の日の意味は?
成人の日の意味は、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)によると
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。」とされています。
引用:内閣府ホームページ「成人の日」
「国民の祝日」を選定するに当たって、成人の日やこどもの日が取り上げられたのは、戦後間もない厳しい状況の下で、当時の立法関係者が、国の将来を担う子供や若者に大きな期待をかけていたことの現れといえます。当時の報告書1では、「国の建て直しをするには、人物を養うことが根本の要件である」との考えが示されるとともに、古くから「元服」や「裳着」などの習わしがあったことに触れ、成人の日は、「それらの精神を生かして、青年男女が国家、社会のため、進んでは世界人類のためにつくそうとする自覚を持たせるところにねらいがある」と説明されています。
成人の日 英語では?
成人の日は、英語表記では、Coming of age day となります。
まとめ
- 成人の日は、毎年「1月の第2月曜日」(2000年から)
- 成人年齢は18歳以下ですが、多くの自治体では、20歳になる年に成人式を開催
- 飲酒、喫煙、競馬などのギャンブルは、今まで同様に20歳から
最後までお読みいただきありがとうございました。