ボジョレー・ヌヴォーとは?
ボジョレー・ヌヴォー(仏語表記: Beaujolais nouveau)とは、フランスのブルゴーニュ地方の最南端に位置する、ボジョレー地方(マコンの南からリヨンまでの55kmに渡り続く広い地域)で生産されるフランスワインの一つです。ヌヴォーはフランス語で「新しい」を意味します。
ボジョレー地方の位置(大まかな地図)
ボジョレー地方の地図(Googleマップ)
ボジョレー・ヌヴォーの「解禁日」はいつ?
毎年11月第3木曜日に、新酒「ボジョレー・ヌヴォー」が解禁され、この日の前後の期間に、販促イベントが盛んになり、ワイン売り場が特に賑わっています。新酒で世界に出荷されている内、半数を日本が消費しているそうです。
2024年の解禁日は、11月21日(木曜日)になります。
2024年以降のボジョレー・ヌヴォーの「解禁日」
2024年(令和6年) | 11月21日(木曜日) |
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2025年(令和7年) | 11月20日(木曜日) |
2026年(令和8年) | 11月19日(木曜日) |
2027年(令和9年) | 11月18日(木曜日) |
2028年(令和10年) | 11月16日(木曜日) |
ボジョレー・ヌヴォーの「ぶどうの種類(品種)」
ボジョレーワインの、赤ワインはガメイ種、白ワインはシャルドネ種を使用したものになります。但し、白ワインは全体の生産量の1%という希少なワインになっていますので、一般的には赤ワインが流通しています。
ボジョレーは主に「ボジョレー」「ボジョレー・シュペリュール」「ボジョレー・ヴィラージュ」「クリュ・ボジョレー」の4つの原産地呼称に分類されます。「ボジョレー・ヴィラージュ」のヴィラージュ(Village)はフランス語で「村」を意味し、ボジョレー北部の39の村で生産されたワインしか名乗れず、地域が限られた品質の高いワインで、「クリュ・ボジョレー」はボジョレー地方でより地域が限られた、より最上級のワインになります。
ボジョレー・ヌヴォーの「表記ゆれ」
ボジョレー・ヌヴォーのカタカナ表記として、
「ボジョレー」「ボージョレ」「ボージョレー」
「ヌヴォー」「ヌーヴォ」「ヌーヴォー」「ヌーボー」などがありますが、外国語の表記ゆれで、どの表記を使っても間違いではなさそうです。
ボジョレー・ヌヴォーの「キャッチコピー」
ボジョレー・ヌヴォーの「キャッチコピー」として、「○○年に一度」「過去○○年で最高」「○○年以来の出来」など、毎年様々な売り文句があります。ウィキペディア(Wikipedia)の以下のページに、過去の販売業者などの評価(キャッチコピー)が記載されています。
キャッチコピー問題
2003年のワインは100年に1度の出来、2009年のワインは50年に1度の出来と報道されるなど、毎年のように最高級の評価がなされることがある種の通例にまでなっており、こういった「○○年に一度」のような評価は専ら大手輸入業者や居酒屋店長、ソムリエのコメントであり、地元の「ボジョレーワイン委員会」の控えめな品質予想とはだいぶ異なる。輸入業者の担当者は「委員会の品質予想はわかり辛く、自分たちで直接ワイナリーに出向き、生産者と話をして判断している」という。尚、各年度の評価には以下のようなものがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 4 ボジョレー・ヌヴォー「4.2 キャッチコピー問題」
ボジョレー・ヌヴォーの「飲み方」
通常、ワインを冷やしすぎると渋みが強くなるそうですが、ボジョレー・ヌヴォーは渋みが強くなりにくく、冷蔵庫で軽く冷やして、早めに(新鮮なうちに)飲まれるのがおすすめのようです。
まとめ
- ボジョレー・ヌヴォーとは、フランスのボジョレー地方で生産される「ワイン」の一つ
- ボジョレー・ヌヴォーの解禁日は「毎年11月第3木曜日」
- ボジョレーワインの、赤ワインはガメイ種、白ワインはシャルドネ種
- 「ボージョレ・ヌーヴォ」「ボージョレー・ヌーボー」などの表記ゆれがある
- ボジョレー・ヌヴォーには毎年「キャッチコピー」が付けらている
- ボジョレー・ヌヴォーは、軽く冷やして、新鮮なうちに飲まれるのがおすすめ
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。