Q1.何故httpに、Sをつけるのか?
データを暗号化し個人情報の漏洩を防ぐ
セキュリティ面からhttpからhttpsに変更します。
httpsのsはsecure(セキュア)のs。セキュアとは「安全な」という意味です。Webページを見る時、サーバーと自分のパソコン(スマホ)の間で、データ(情報)が、やり取りされますが、httpだとその情報を第三者から見られる恐れがあり、https化すると通信データが「暗号化」されて、第三者から見ても分からなくなります。Webページを見るだけなら良いですが、パスワード入力してログインしたり、クレジットカード情報を入力するページ、問い合わせフォームなどでは、第三者から個人情報を見られたら問題なので、情報を不正アクセスから守ることが必要になってきます。
サイトの信頼性を高める
個人情報を暗号化して、個人情報漏洩を防止する以外にも、httpsにすることで「弊社はお客様の情報を守ります!安全です!」と宣言していることになり、SSL証明書などをページ上に表示し、セキュリティ面のアピールすることができます。
SEOに有効(Googleが推奨)
Googleが、httpsページがSEO(検索エンジン最適化)に有利になると発表してたり(参照:https://webmaster-ja.googleblog.com/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html)、将来的にはすべてのhttpサイト(非SSLサイト)に対して同じような警告を表示することも発表しています。
ブラウザによって異なりますが、SSL化されていないURLの表示部分には、以下のように「このサイトは保護されていません」や「安全ではありません」などの、警告メッセージが表示されてしまいます。
Q2.既存のアドレスも変更することが可能か?
SSLへの移行は可能です。
既存のアドレスをSSLに移行することは可能ですが、画像ファイルなどがSSL化されたサーバーにあることが必要なので、内部リンク(画像リンクなど)の内部パスをhttpからhttpsに変更したり、相対パスに変更したする更新作業が発生する場合があります。
※SSLへの移行方法は、ご利用のサーバーによって異なります。
Q3.変更にどのくらいの費用がかかるのか?
SSL証明書は、認証方法で分類すると「ドメイン認証(DV)」「企業認証(OV)」「EV認証(EV)」の3種類に分類され、SSL証明書のブランドや、セキュリティレベルによって、数百円〜数十万円まであります。条件付きですが、共有SSLを無料で利用できるサービスもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。